アイコン | イラストレーター 赤星ポテ子イラストレーター@akahoshi_potecoです。

ご報告が遅れましたが、お世話になっていた大学病院から専門クリニックに転院することを決めました。

体外受精を大学病院と専門クリニックの両方をお金と体を張って経験してみて、気づいたことをまとめてみました。

どちらも譲り難いメリット・デメリットがありますが、今回は私の中でメリットがデメリットを大きく上回り転院を決めました。

絵日記 2016/2/4 妊活お休み中

クリニック,転院

あくまで、専門家でない私個人の体験に基づく主観になります。

これらの点を踏まえて、クリニック選びの参考程度に読んでいただければと思います。

研修医の技術に不安

胚移植の日に、研修医が子宮の中になかなか戻すことができず、三回も挿入を失敗したことがありました。

最終的にはいつも診ていただいている先生が代わりに移植をして無事(?)終えました。

専門クリニックに通われている方なら、「え?あんなにデリケートな受精卵を長時間外気に接して大丈夫なの?」と思ったことでしょう。

専門クリニックの卵にストレスを与えないよう管理の徹底ぶりは本当にすごいです。

研修医にも技術を学ぶ場所が必要なのは重々承知しております。

風邪ぐらいならまだしも何十万も払っている治療に、大事な胚盤胞を、慣れていない研修医の実験台にはこれ以上なりたくないと思いました。

 専門クリニックと比べて、治療の取り組み方が良くも悪くも大雑把

私が通っていた大学病院では、人工授精、採卵、移植全てが内診台の上で行われていました。

玄関開けたらサトウのごはん♪

じゃなくて

ズボンを脱いだらすぐ採卵

…なんですよ。

採卵は無麻酔でやるため、前日の夜からの絶飲食の必要がなく、点滴の苦痛もないので、局所麻酔に比べて手術の負担は軽かったです。

お約束の移植直前までの尿意我慢もお願いされることもありませんでした。

移植後の葉酸とマルチビタミン服用の指示もなし。

タイミング、人工授精のステージでも、一度も基礎体温表を持ってくることもお願いされたことはありませんでした。

今まで通った病院(4院)の中で、患者側の肉体的な負担は一番軽かったです。

病院側の都合の休みが多い

専門クリニックの中では、年中無休でオープンしているところがあるくらい、妊娠の絶好のタイミングを逃しません。

私が通っていた大学病院では、週末・年末年始はもちろん、機械の長期メンテナス(一ヶ月ほど?)で年に2回お休みだったりと、治療の限界が近づいている人にとっては、あまりオススメができません。

最先端の機械を積極的に導入しているところが多い専門クリニックと比べると導入までに時間がかかる

卵をなるべく傷つけず管理ができ、成長スピードも確認ができるタイムラプス(培養器)が専門クリニックでは導入が進んでいます。

クリニックにもよりますが、恐らく専門クリニックは院長の一存で決められるところも多いので、導入スピードが総合病に比べて早くなる傾向はあると思います。

ここではタイムラプスの導入はまだまだ先のお話のようなので、最先端の培養器で卵を育てて欲しいと思うようになりました。

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大学病院のメリットはなんといっても治療費が安いこと

デメリットばかりを上げてしまいましたが、大学病院の治療費は経験者がビックリするくら本当に安いんです!

一人目不妊の経験から妊娠しにくい体質と分かっていたので、質よりも量の考えで大学病院で治療を続けていました。

なので、人によっては専門クリニックより、大学病院という選択もあると思います。

転院を決めた大きな原因は

最後は納得のいく治療をして、妊娠を諦めたい

そう思うようになったことが一番大きな理由です。

治療を辞めると決めた36歳の誕生日まで、あとすこし。

やっと治療のやめ時が私達夫婦の中で見えてきました。

今まで長い間妊活に取り組んできましたが、最後は悔いのないように頑張ります!

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