みなさん、こんにちは。

妊活イラストレーターの赤星ポテ子@akahoshi_poteco)ですアイコン | イラストレーター 赤星ポテ子

今周期は冷凍保存した受精卵(胚盤胞 2つ)をお迎えする予定です。

一人目不妊と二人目不妊を両方経験して感じたことを今日はお話しようと思います。

二人目不妊

1人目不妊と2人目不妊の大変さの違い

私はこの3つに大きく分けられると思います。

  • 二人目不妊はお金のやりくりが一人目以上に大変
  • 二人目不妊はとにかく時間・人手が必要
  • 一人目不妊は二人目に比べて精神的負担が大きい

二人目不妊はお金のやりくりが一人目以上に大変

子どもが出来ると、夫婦二人暮らしの時に比べ、保育料や家賃(住宅ローン)、保険料といった生活全般の固定費がぐっと上がります。

私の場合、今いる子どものための貯金のことも考えると「破産してでも、子どもが欲しい」と思っていた一人目不妊の頃とは違い、
「治療にお金をかけないで、子どもの将来のために、残しておくべきではないだろうか?」という葛藤が生まれるようになりました。

二人目不妊はとにかく時間と人手が足りない&必要

不妊治療をしながらフルタイムで働くには、かなりの覚悟が必要なくらい、と~っても忙しい毎日。

急に決まる早朝採卵や移植日に、保育園も民間のベビーシッターもなかなか対応はしてもらえません。
専業主婦の方であっても、祖父母に育児をサポートしてもらえない場合、ワーキングママ同様に治療のための時間を捻出するのは困難です。

クリニックに子どもを連れていくことが非常識かどうかが、ネットでよく話題になりますが、育児を頼れる人がいない人にとっては、子どもを自宅に置いて通院することは物理的に無理なのです。

治療日に子どもが風邪を引いて、保育園をお休みすることになれば通院できず、その周期が無駄になってしまいます。

小さい子どもが風邪を引いて半休をとることは日常茶飯事。

フルタイムママの場合、ただでさえ子どものことで同僚に仕事の迷惑をかけているのに、治療のためにも休みとるなんて、至難の業。

とはいえ、不妊治療は時間と体力の勝負。
子どもが大きくなるまで何年も待っていることは出来ないのです。

一人目不妊は二人目に比べて精神的負担が大きい

一人目不妊と二人目不妊、同じベビ待ち同士でも気持の面では大きく違いいます。
子どもがいるといないでは、天と地ほど治療に対する気持ちの余裕に差があります。

今通っている大学病院で赤ちゃんの泣き声を聞いても、子どもが走り回っていても、全く気になりません。
一人目と違って、子どもという存在そのもが恐くないんです。母親目線で見れるんです。

一人目の時は、「お母さん大変そうだな~。」と思いながらも、うっすら涙を浮かべたりしたものです。
そのぐらい、一人目の時はナーバスになっていました。

二人目不妊は、育児のサポートが必要という点で、一人目より大変な部分は多々ありますが、それ以上に精神的負担が少ないという点で、一人目不妊の方が圧倒的に辛かったです。

どんなに精神的に辛くても、二人目治療できる人は恵まれている

フルタイムで子育てしながら二人目治療を続けるには、よほど職場環境に恵まれ、なおかつバイタリティーのあるママさんでないとなかなか治療は続けられません。

専業主婦の方で身近に育児を頼れる人がいない中で二人目治療をするには、治療費以外にベビーシッター代も払えるほど経済的にゆとりがないと続けられません。(もちろん一人目不妊も二人目不妊の共働きにとっても治療費はかなりの出費です)

我が家は裕福ではありませんが、ありがたいことに両家の親が元気です。
フリーランスなので仕事もフルタイムのママさんに比べ、時間の融通が比較的効きます。
奇跡的に保育園に通えているので、急な通院にも対応しやすいです。

たとえ子どもが1人いたとしても、子どもができない辛さはあります。
ただそれ以上に治療に挑める環境に、感謝しないといけないな~

と自戒の念をこめて、今回このコラムを書かせていただきました。

一人目不妊は胸が張り裂けそうに辛い、二人目不妊治療は周囲の協力にかかっている。

辛さの度合い違いは違えど、同じ妊活仲間。

もっと子づくりがしやすい社会になるように、お互いが協力しあえるといいですね。

またクリニックの方でも通院しやすいように、二人目不妊専用フロワーを設けるなどの対策に取り組んでいただきたいものです。

二人目専用フロワーを設置しているクリニック

二人目不妊について | 木場公園クリニック

 

お知らせ

[書著]

想いを込めた実話エッセイです。

[SNS]

[コラム連載]