みなさん、こんにちは。
高校時代は国語の成績が学年でワースト3位という快挙をなしとげた、マンガ家の赤星ポテ子(@akahoshi_poteco)です。
本を出版した経験があるのに、今でも文章を書くのが苦手です。
文章を書く勉強のために「一瞬で心をつかむ文章術」を読んでみました。
著者について
石田章洋
「世界ふしぎ発見!」「TVチャンピオン」「情報プレゼンター・とくだね!」など、数々の有名番組を手がけた、ベテランの放送作家&ライター。
image by Amazon.co.jp: 石田章洋:作品一覧、著者略歴
気になったところ
「起承転結」はもう古い?
視聴率が命のテレビ業界では、最初の30秒間で視聴者をひきつけるためにあの手この手を使います。
石田さんはベテランの放送作家ということだけあって、テレビ業界でつちかった人をひきつける文章を書く秘訣が、この本にはたくさん散りばめていました。
文章構成の黄金パターンは「起承転結」ではなく、「序論・本論・結論」で書いたほうが広範囲に応用が効くので書きやすいそうです。
書き出しの3行以内で心をつかむ方法
以下、私がこの本を読んで一番参考になった、最後まで読みたいと思わせる序論(書き出し)のポイント。
いきなり「クイズ」を出してみる
例)「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」(山田真哉・光文社新書)
あえて常識をひっく返す「逆説」でひきつける
例)「千円冊は拾うな」(サンマーク文庫)
いきなり「感情」を訴える
例)メロスは激怒した。
読者に呼びかけてはじめる
例)「どんなダイエット法を試しても続かない、あなた…」
書き出しで共感をえる
例)「合コンのぶりっ子問題」
読み手に不安を感じさせる
例)「そのままの食生活では、ガンになるかも…」
流行っていると思わせる
日本人には特に有効な手段かもしれませんね。
ちなみにそこまで流行っていない場合は、石田さんは「密かなブーム」「わかる人だけが注目している」という表現を使うそうです。
最後に
石田さんが、文章を書きだす前に、書きたいネタをポスト・イットにメモをして、ノートに貼り付けるそうです。
私もマンガのネーム(下描き)にとりかかる前に、各コマのセリフだけをポスト・イットに書いて、全体の流れがとセリフのリズム感をチェックしてから描くようにしています。
これからはブログやコラムを書くときもポスト・イットを使ってみようと思いました。
※こちらの本はレビュープラスさんから頂きました。
こんな本もオススメ
この記事に興味を持った方なら、この本もきっと気に入っていただけると思います。
「一瞬で心をつかむ文章術」に比べて、より高度な内容になっています。
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