みなさん、こんにちは。
妊活イラストレーター @akahoshi_potecoですアイコン | イラストレーター 赤星ポテ子

過去3回に渡って卵子提供についてお話してきましたが、今回で最後になります。

参考記事: 卵子提供

前回、卵子提供の記事をアップしたところ、悲しいことに
ネット上で記事に関する批判のツブヤキをまた見つけてしまいました。

私は卵子提供をやることが必ず正しい選択だとは思っていませんが、
一つの選択だとは思っています。

私の周りでも、体外受精を何度やっても子ども授かることができないと悩んでいる人たちの中で、
卵子提供に興味を持ち調べた経験があると答えた人が思っている以上に多くて驚きました。

アメリカでは、体外受精を4回やっても駄目だった場合、
卵子提供を薦めるお医者さんも多いそうです。

卵子提供1回分のお値段は約300~400万円。体外受精(低刺激)10回分ぐらいの金額になります。

卵子提供をする人を非難するしないは別として、
今後ますます卵子提供をする人が日本でも増えていくことは避けられないでしょう。

一日も早い法整備や周囲の理解は必須になっていくと思います。

さて、気を取り直してインタビューの続きを書きます。

ポテ子「アメリカでは卵子提供によるトラブルが多いという噂を聞きました。スーパーのボードまでにも卵子提供のチラシが貼っているそうですね」
サラリーマンLA Babyは生殖医療学会(アメリカ)に登録しています。またドナーとの契約は弁護士2人を介し締結をします。エージェンシーは生殖学会の登録・契約の締結が必須ではありません。トラブルを起こしているところはほとんどがそういったところです。」

$イラストレーターポテ子のベビ待ち日記-卵子提供 コミックエッセイ 妊活
※ブログの挿絵として制作したイラストであって、エッグドナーになることを薦めるために描いたイラストではありません。

ポテ子「卵子提供で妊娠した場合、帰国後日本の病院の受入れ先が見つからないという噂を聞きました。これについてはどうですか?」
サラリーマン「受入れを拒否する病院は多いです。こちらで日本の受入先の病院をご紹介します。」
ポテ子「私がお世話になっている病院では、受入をしているそうです。」
サラリーマン「あの病院は受入していますね。患者さんの中には、卵子提供で妊娠したことを医師に内緒にしている人もいますが、何か事故があったとき、対応が出来なくなるので、それだけは絶対にやめてください。」

ポテ子「アメリカでの滞在期間はどのくらいになりますか?」
サラリーマン「1回目の渡米は夫婦で最短一泊三日、2回目は移植のため妻のみ1週間(新鮮胚)もしくは1泊3日(凍結胚)の滞在になります」

ポテ子「卵子提供を選択する人はいくつぐらいの方が多いですか?」
サラリーマン「不妊治療(体外受精)を諦めた方々、48-50歳ぐらいが多いです。この年代の方の妊娠率は2%と言われています。」
ポテ子「日本で50歳以上の人で妊娠している人は30人ほどいるみたいですね。妊娠を望んでいる人の数の割合で考えてみると低い数字ですね。」

ポテ子「今日は長いお時間ありがとうございました。最後に何か一言ありますか?」
サラリーマン「卵子提供の出産率がいくら高いとはいえ、20%の人は妊娠できません。卵子提供をやれば必ず妊娠できる訳ではないのです。夫婦がよく話し合って決めて欲しいです。」

4回に渡って卵子提供について記事を更新してきましたが、いかがでしたでしょうか?
岡垣さんのお話を伺って感じたことは、

妊娠することがゴールではなく、産まれてくる子どもには遺伝子情報開示が必要だということ。

インターネットの断片的な情報と実際にお話を伺うことは情報を判断する上で大きな違いがある。

日本での社会的偏見により患者さんは情報開示を拒むケースが多く精神的に孤立しがちであることが分かりました。

私自身、卵子提供について書いた記事がこんなに批判されるとは想像していませんでした。
機会があれば、代理出産についてのお話も伺ってみたいと思いました。

岡垣さん、お忙しい中お時間頂きありがとうございました。

 

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